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結婚式 / ネルソン・ロドリゲス / 旦敬介
Suruga-ya
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Price
• Product condition
Used
• Circle
• 著
ネルソン・ロドリゲス
• Issue date
2025/01/22
• Rating
All ages
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details:
海外文学【内容紹介】不動産で財を成したサビーノは、親子の情愛を越えた親密な感情を抱く末娘グロリーニャの結婚式を翌日に控えた日、一家のかかりつけ医のカマリーニャからグロリーニャの婚約者テオフィロが、自らの助手を務める若者ゼー・オノリオとキスを交わす現場を目撃したと告げられる。上流中産階級の父親、人生を発見する若者たち、誠実で貞淑な女性たちの背後に隠された計り知れない欲望や悲劇。都会的な洗練のあるボサノヴァが流行する中で若者文化が花開き、行動も価値観も大きく変容していく60年代のブラジルのリオデジャネイロを舞台に、奈落の底に突き落とされそうな都会の現実の中で急速に崩壊しつつある社会と、上流階級の精神的な腐敗を赤裸々に描いた、ブラジル演劇の革新者ネルソン・ロドリゲスによる再評価著しい小説作品。66年9月に刊行された直後、軍事政権の法務大臣によって「不道徳な内容と下品なことば使い」が非難され、社会秩序を乱すものとして販売が禁止されたが、著者による訴訟を経て、翌67年4月に解禁されたという経緯がある。【著者略歴】ネルソン・ロドリゲス1912年ブラジル生まれ、1980年リオデジャネイロで死去。生涯、新聞や雑誌を主な活動の場とするジャーナリストであり続けたが、1940年代から戯曲・小説を書きはじめ、ブラジル演劇の革新者として高く評価される一方、伝統的なブラジル社会が大きく変容していく様子を反映した作品内容は下品で不道徳とも評された。若くして父親の新聞社で記者として働きはじめ、長く犯罪面を担当。1930年代に『オ・グローボ』紙に移り劇評や子供向け別冊付録等を担当。1940年から芝居の脚本を手がけはじめ、第2作『ウェディング・ドレス』がヒット作となって劇作家としての名声を確立した。その後も複雑なセクシュアリティを中心的なテーマとして扱い、ブラジル社会の偏見や差別意識を描き出した演劇作品を晩年まで発表し続ける一方、1945年からはスザーナ・フラッグという女性のペルソナをまとって書いた新聞連載小説が人気を博した。50年代には、また別の新聞で10年以上にわたって担当した連載コラム「あるがままの人生」が爆発的な人気となる。『結婚式』をはじめ、多くの小説・戯曲が50年代から映画やテレビの作品となった。