日本文学【内容紹介】1997年、日本海の島から湘南へ。2006年、戦時下の生と謎に包まれた八丈島の海へ。2011年、思い出の地で遭遇する“悲劇”の三陸の海。大らかな海が秘めた青く小さい涙の粒……女たち。「悲しみの海」の物語。附　青木磨崖梵字群──実録　・　新宿ゴールデン街新宿ゴールデン街で有名だった文壇バー「まえだ」のママ前田孝子さんと作家の中山あい子さん、脚本家の大野靖子さん三人の奇しき関係を描く。【目次】海がなぜ好きかと聞かれても海底地形学の伝説わたつみ＊青木磨崖梵字群──実録・新宿ゴールデン街【著者略歴】なりた・もりまさ　1947年、宮城県に生まれる。71年から出版社に勤務。86年、フリーの編集者に。さまざまなジャンルの書籍編集、展覧会の図録編集、文庫の解説などに従事。2004年から同人誌「スペッキヲ」に参加。著書に小説集『光の草』（風雲舎）、『セビリアン・ジョーの沈黙』（双葉社）、評論『「人間の森」を撃つーー森村誠一作品とその時代』（田畑書店）がある。