天下を二分した関ヶ原の戦いから十四年。盤石となった徳川幕府は、かねてより目の上のたんこぶであった豊臣家を潰す策謀を開始する。豊臣家は徳川幕府と一戦交えることを決意し、味方を求めて日本中の大名に誘いをかけた。その一人、真田信繁そして、九度山を脱出して大坂城へ行くことを決意する信繁に手を貸す者こそ、真田信繁に仕える十人の忍びたち、後に信繁が率いる〈真田十勇士〉と呼ばれる者たちだった。これは、戦国時代最後の刻。大坂城に馳せ参じた真田信繁と十勇士らの絆と生き様を描いた物語である。限定版特典特典小冊子書きおろしメッセージキャラクターカード5枚セット