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ポーション、わが身を助ける 10
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【あらすじ】
ヒーロー文庫12周年! コミック版も大好評連載中! 異世界トリップした少女がエルフと妖精と暮らすほのぼのほっこりライフ。
転移魔法により妖精たちが隠れ住む島へやって来てしまったカエデたち。
そこに住む「白い妖精」シロネリは、妖精をさらう目的で島に侵入した男を捕らえたが、妖精の一人が姿を消したことで、カエデとカルデノは侵入者の仲間だと疑われる。
そんな中カスミまでもがいなくなってしまうが、島の妖精たちと共に捜索を開始し、侵入者と戦ってカスミたちを助け出すことに成功する。
戦いにより、仲間を失うなど小さくない被害を受けた妖精の島だったが、なんとか島の平和を取り戻すことができた。
疑いの晴れたカエデたちは侵入者が使った舟に乗り、妖精たちに見送られて島を後にした。
妖精の島を出てバロウとの合流を果たしたカエデたちは、転移する時に訪れていたマルビリスの屋敷にたどり着いてリタチスタたちと再会するが、そこには死霊になったジャナバに
呪われて衰弱しつつあるマルビリスと、ジャナバに取り憑かれたラビアルの姿があった。
どうすればラビアルからジャナバを引き離せるのか話し合っているところに、マルビリスが、ベイスクイットへの同行を条件に協力することを持ちかけてきた。
協力し合った結果ラビアルから引き離すことに成功し、死霊ジャナバは消滅する。
カエデたち一行は協力してもらったお礼に、マルビリスを連れて人形の街ベイスクイットへ向かうが、マルビリスの目的はカエデが口にした「人形のヨシア」だった。
ロイドの店で亡き息子と同じ名前の人形のヨシアを見たマルビリスは、翌朝ひっそりと姿を消した。
人形を受け取って無事に資料庫へ持ち帰ったカエデたち。
しかし今回の旅を通して、転移魔法について新たな問題が持ち上がり、調査するべくバロウの故郷ハルリアへ向かうことになったのだが----。