阿慈谷ヒフミ/尾刃カンナの、もう一つの物語を描いた中編集。
君だけを護りたい-SPECIALZ- :
アリウス残党のトリニティ校舎襲撃事件から数週間が経とうとしていた。 ブラックマーケットの帰りにヒフミは、重症を負ったアリウス分校の少女を見つける。 アリウスと知っても尚、介抱しようとするヒフミ。だが…
「なんで、諦めるんですか」 「なん、でって……」「…そういう風に"教育"されたからですか?」

「教えて。……"何があったの"?」

これは、そんなif(もしも)の話。

SCAR-innuendo- :
こびりついた烙印は、離れない。
ヴァルキューレ警察学校一年生、尾刃カンナは当時の公安局長の指示の下、 各学園で起きた行方不明事件の捜査を行う事になる。 しかし、それは公安局を揺るがす一事件へと発展していく事となる…
「…私は貴方の様に成りたかった。だけど、途中で何度も駄目になりそうで……」
それは、”狂犬”に至るまでの話。