冠位決議から約一月後。
II世のアパートにて、異端の魔術系統による空間、「スイーツハーツ』に閉じ込められたII世たち。
一連の犯人を推理し、これを封じて束の間の安堵感に浸るII世とグレイだったが……

夜が明ければ、ここでの記憶はなくなるという。
これはただ一夜だけの、ちっぽけな事件。


長編になる予定の「雨の下の言い訳」の上巻です。
本編では男女の関係ではない師弟の優しい関係ですが、
もしも、一抹でもそういう感情があって、それに向き合うことになったら?
という状況を描いてます。
それもあって、かなりキャラクターへの歪んだ自己解釈を含んでいるので、閲覧注意です。