ご好評いただいた第二次世界大戦のスウェーデン空軍機に続きまして、世界大戦後のスウェーデン空軍機の登場です。小国でありながらオリジナリティに富んだ各種航空機を開発したスウェーデン、実はその歴史については大戦期よりも戦後の方が有名ではないかと思います。スウェーデンが戦後直面したのが米国とソ連を盟主とした東西対決の冷戦でした。スウェーデンは東西両陣営に入らず中立の道を進みました。そしてその維持のために、国産戦闘機開発の道を選んだのです。戦後戦闘機はジェット化し電子機器の必要もあって高度化複雑化しました。そうした中小国スウェーデンが国産開発を続けるのは茨の道でもありました。しかし、スウェーデンは断固として解発を続け、チュンナン、ドラケン、ヴィゲン、そしてグリペンへと続く国産戦闘機を実用化したのです。そんなスウェーデンが開発、一部は外国から採用した飛行機たちを実機写真集に収めました。大戦編に負けないくらい、多彩な飛行機が集められています。北欧の航空大国としても知られるスウェーデン、その武装中立を支えた機体をクローズアップします。模型製作のおともにもお勧めです。
世界大戦後のスウェーデン空軍機のかっこいい写真と共に、
詳細な説明で、空軍機が作られた当時の背景を楽しむことができる作品です。
ファン必見の一冊、是非お手元でご堪能下さい。