【あらすじ】
辺境貴族家の末子、アルバート・ファルコナーには秘密があった。それは、異世界からの転生者であること。だが、前世の知識が役に立つことはなかった。ファルコナー家は辺境の"狂戦士"一家で、幼少の頃より自国領土の防衛戦線に投入され、生き残るために必死だったからだ。生まれて15年が経とうかというある日、この世界が、前世で自分が一度だけプレイしていたゲームにそっくりであることに気づく。しかし、そのゲームはやり込んでおらず、記憶も曖昧。果てには自分は名前すら登場しない「モブ」以下の存在だった。自身の存在意義に疑問を抱き始めたアルバートは本編の舞台であるラドフォード王立魔道学院に入学することになり──!? 敵っぽいやつ大体瞬殺の脳筋ファンタジー第一弾、予測不能の開幕!!