【あらすじ】
高校の元クラスメイトが住む村を訪れた金田一一(きんだいち・はじめ)と美雪。
その村では毎年夏に「雷祭」という祭が催されていた。
夏空に轟く雷鳴が、雷を神と崇める祭の始まりを告げるさなかに悲劇は起こる。
ハジメたちが目撃した、おびただしい蝉の抜け殻(空蝉)に包まれた死体。
この空蝉は、雷に捧げられた呪わしき供物なのか。
陽炎の中から現れた美少女の悲しき謎とは?
表題作の他、短編「共犯者X」と「迷い込んできた悪魔(デモン)」の2編を収録。
不朽の名作コミックがオリジナル・ストーリーで小説化。