ギャング、警察官、救急隊、メカニック、飲食店、麻薬カルテル、タクシー運転手、記者、半グレ、無職…
そして、神が存在する街にじサントス。
にじサントスには様々な人間が暮らし、毎日飽きることのない日々が続いている。
事件も日常茶飯事の街に、その日も事件が起きた。しかし、その事件はいつもとは違かった。突如として、警告が鳴り響く。
『バグ発生。バグ発生。現在、救命処置が機能しておりません。また、死に至った場合、蘇生は、不可能となります』
神が関与していないバグ。そして警告の通り、治療も救命処置も意味を成さなかった。人は死に、そして存在ごと街から消える。初めての状況に人も神も混乱が続く。しかし、バグは一つでは終わらなかった。
『バグ発生。バグ発生。現在、神は力を失っております。人間と同等です。殺すなら今でしょう』
『バグ発生。バグ発生。現在、謎の人型発生。人間を襲います。死なないように頑張りましょう』
神が呼ぶ世界という存在。バグを止めるべく、世界を壊すべく、そして街を守り、再び日常へと戻るため、人間と神が世界と立ち向かう話。