光る赤子が生まれてから二百年余り。
かつて、個性という特殊能力がもてはやされた「超人社会」という時代があった。
しかしながら発現率は減少の一途をたどり、個性を持つ者は圧倒的な少数派となり、社会は個性を持たない者を基準としたものへと変わっていく。
そんな時代に『剛翼』という強力な個性を持って産まれた一人の少年、鷹見啓悟。
大きな力を隠しながら進学校に通って一人暮らしをしていた。
孤独に、さみしいという言葉の意味を教えてくれる人にも会わずにただ静かに生きて来た。
ある日、登校した己の机の中に見知らぬ名が記された忘れ物を見つける。
持ち主の名は、轟炎司。
彼もまた非常に強力な個性、『業火』を持っていた。
轟炎司は個性と共に生きてきた、超人社会の輝きを知っている最後の世代である。
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個性はあるがヒーローのいないパラレルストーリー「ひの、ひかり」シリーズ完結しました。
一部、個性持ちが迫害される描写(異能差別)の描写がありますがハッピーエンドです。

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https://www.pixiv.net/novel/series/12247558